幼なじみはドSで超エッチ
第10章 10,愛する人へ
━翌日。
目が痛い…。
泣きすぎたのかな…。
まだ眠っている力哉。
目覚ましてよ…。
いっぱい話したいよ。
「力哉…おはよ……」
私は力哉のおでこにキスをした。
自分からするのはまだ馴れてない…。
━━コンコン。
病室のドアがノックされた。
「「力哉っ!!」」
入って来たのはなお兄と岬さんだった。
「七海ちゃん…力哉は?」
「最善は尽くしたんだけど、傷口が深くてまだ油断はできないって…」
私は岬さんに説明した。
「ごめんなさい…私のせいで……」
「七海…お前のせいじゃねぇよ…」
「そうよ!!責めちゃだめよ…」
岬さん…なお兄。
責めちゃだめだ…。
力哉は必ず目を覚ましてくれる。