幼なじみはドSで超エッチ
第10章 10,愛する人へ
☆力哉Side
あれ…。
俺、今どこにいるんだ?
目の前には青くて広い海が広がっている。
なんで海になんかいるんだ?
「…!……やっ!…り…や!」
後ろから声が聞こえる。
その声は俺が一番好きな声。
「…きや!!……力哉っ!!」
七海?
七海なのか?
なんで七海がいるんだ?
俺は七海の元へと歩き出した。
「くっ……ん?」
ゆっくりと目を開けると、白い天井が見える。
ここは病院か?
それにしても痛い…。
刺されたとこだ。
隣をふと見ると、七海が俺の手を握り眠っていた。
「七海…」
俺は名前を呼び、頭を撫でる。
テーブルの上には白い封筒があった。