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俺は頼みごとを聞くことにした。


｢なんだよ…頼みって…｣


｢キスしてくれたらいいよ…｣



はぁ…。
キスですか…。

もっと他にあんだろ…。


抱いてとかさぁ…。
まぁ言われたとこで抱くわけねぇけど…。



でもキスかぁ…。

本当はしたくない…。
けどしたら七海は傷つかない…。

帰ったら七海に消毒してもらおう…。



俺は宮下に唇を重ねた。
１秒も経たないうちに離した。




｢これでもう俺や七海に一切関わるなよ…｣

俺はそれだけ言い、その場を去った。



でもそんなんで諦められるか…
諦められねぇのが人間じゃねーの？


でもまぁ何もない事を祈ろう…。