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｢憎むならご勝手にどうぞ…｣


｢憎もうと思った…でも無理だった…｣


｢は？｣

宮下は言葉をつまらせた。


｢好きになってしまった…あなたのこと…｣


あんたからあなたに変わったし…。
こいつ２つ顔があるのか？

てかなんでまた告白…？



｢気持ちは嬉しいんだけど…俺は七海がいるし、子どもだっているし…｣


｢じゃあ七海を殺す!!｣


｢はっ？｣

また顔つきが変わった。

どんな女だよ…。


｢七海を殺せばあんたは私のもの…｣


｢てめぇ…七海には手を出すな…｣


｢じゃあ一つだけ頼みをきいてくれたらきっぱりあんたのこと諦めるよ…｣

頼みごとですか…。


でもそれを聞いたら七海には手をださないんだな。