幼なじみはドSで超エッチ
第9章 9,失った宝物
「あのさぁ…七海は付き合ってる奴とかいんの?」
えっ?
なにいきなり…!!
いきなりすぎてびくるけど…。
「いるわけないじゃん!!」
「そっか…じゃあ好きな奴は?」
好きな奴…。
って好きな人って事だよね…。
「まぁ……いるけど…」
「そっか…」
ん?
なんか悪いこと言ったかな?
ちょっと悲しい顔してるけど…。
「七海…1回しか言わねぇからよく聞いて…」
「うん…」
力哉は大きく深呼吸し、私を見つめてこう言った。
「俺、七海が好きだ!!」
えっ!?
好き…?
力哉が私を好き?
嘘でしょ…。
「嘘…でしょ?」
「まじ…。俺はずっと前から七海が好きなんだよ…」
ずっと…前から……好き。
これは夢だ!!
私は自分のほっぺをつねる。
痛っ!!
夢じゃない…現実…。