幼なじみはドSで超エッチ
第9章 9,失った宝物
「おいっ…七海か!?七海なのか!!」
『っち。七海ちゃんはここにいるさ』
「てめぇ…手ぇ出さねぇて約束だろうが!!」
『手は出してねぇよ…まだな』
まだ?
まだってことはいずれ出すのか?
『橋本…来なかったらお前の愛しい七海ちゃんは俺が傷つけるけど?』
「てめぇ…汚ねぇぞ!!」
まじでこいつ怖ぇな…。
『どうする?七海ちゃんを見捨てるか…見捨てないか』
答えみえみえの質問してんじゃねぇよ…
答えなんか考えなくても決まってる。
「今すぐ行くよ…それまでに手ぇ出したらぶっ殺すかんなっ!!」
俺は一方的に切った。
七海は俺が守るんだ。
「力哉……行くのか?」
航平は隣で聞いてたから、心配して聞いてきた。
「すぐ戻るよ…七海と一緒にな!」
俺はそれだけ航平に言い、航平ん家を飛び出した。