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いつまでも、何年経っても切なくて

第19章 あなたを信じて待つ

「ここまで二人で生きてきたんだろ
この先のことだって二人で話し合わなくちゃ駄目だろ」


今の話、ばあさんが聞いて喜ぶとはけして思えない


軽率な判断は自分を苦しめ

後で大きな後悔となる


ずっと二人で生きてほしい






俺はあの頃の自分にも
俺が今、じいさんに言った言葉たちを
言ってやりたかった






俺は二人をサポートした
二人が仲良く笑っているところを見るのが俺のやりがいにつながった


俺はそのうち介護の仕事に興味を持ち
新しい制度になる前にヘルパー2級の受講を終了した


そして俺は老人施設で契約社員として勤めだした

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