 
いつまでも、何年経っても切なくて
第20章 悲しい嘘のはじまり
私と達ちゃんは二人のことを職場の人には内緒にしている
小池さんみたいな人がいると仕事がやりずらくなるからだ
仕事が終わると別々で会社を出て少し離れた所に車を止めて達ちゃんは待ってくれている
今日もいつものように助手席に乗り込んだ
『達ちゃん、お疲れさま』
「お疲れ、莉子」
『なんか元気ない?』
週末だから、疲れ溜まってるのかな?
「いや...大丈夫だ」
ならいいけど
「今日は莉子の手料理が食べたい」
珍しくそう言った
私たちは明日からの二連休に備えてスーパーでレジ袋3つ分も買い物をしてしまった
達ちゃんのリクエストは水炊きだった
『良かったの?こんな簡単ので』
「あぁ、莉子が作ってくれるなら何でも良かったから」
『急にどうしたの?』
「なんかさ、莉子に優しくされたくて...」
え?...
小池さんみたいな人がいると仕事がやりずらくなるからだ
仕事が終わると別々で会社を出て少し離れた所に車を止めて達ちゃんは待ってくれている
今日もいつものように助手席に乗り込んだ
『達ちゃん、お疲れさま』
「お疲れ、莉子」
『なんか元気ない?』
週末だから、疲れ溜まってるのかな?
「いや...大丈夫だ」
ならいいけど
「今日は莉子の手料理が食べたい」
珍しくそう言った
私たちは明日からの二連休に備えてスーパーでレジ袋3つ分も買い物をしてしまった
達ちゃんのリクエストは水炊きだった
『良かったの?こんな簡単ので』
「あぁ、莉子が作ってくれるなら何でも良かったから」
『急にどうしたの?』
「なんかさ、莉子に優しくされたくて...」
え?...
 
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