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抱き締め合いながら呼吸を整える私達。
落ち着いた頃響が言った。


嫉妬ばっかりでごめん
俺のこと好きって言ってくれたのに
不安になるんだ、と。


「なんでこんなに好きって辛いんだろ...」


『響、辛いの？私と一緒にいて辛いの？』


「俺が莉子のこと好きすぎるんだ」


さっきの兄貴の話だって、落ち着いて考えれば嫉妬するようなことじゃないのに、と。


だけど、ちょっと涼ちゃん涼ちゃん言い過ぎじゃね？と言って、私の頬をﾑﾆｭっと優しく摘まんだ。


響は繊細だからもっと気持ちを伝えていこう、そう思った。