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アナタにお仕えします!

第7章 ※寄ってたかって、俺だけを見て(後)

「ユキ…ユキ…」

友達の声が聞こえる。

意識が浮き始めると、薬品の香りと柔らかい布団で、

目が自然と開きました。

「大丈夫?ユキ」

そこには私の友達とボーフレンドに囲まれていました。

「大丈夫。心配かけちゃったね」

「ただの貧血だって。良かった良かった」

そんな事ない、貧血なんて、

嘘だよ。

「ごめんね。もう大丈夫だから」

今は一人になりたかった。

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