無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

エレン達はみんなが集まる大広間に来ていた。
そこにはライナーとベルベルトが話し込んでいる様子が三人の目に映った。

「おーい、ライナー、ベルトルト！何話してんだよ」
エレンが二人の背中に声をかけるとベルトルトだけがこちらに振り向いた。
その顔は今にも泣き出しそうだ。
「………？」
エレン達は不思議に思い、二人に近づいた。
すると、ミカサは「エレン、トイレに行ってくる」と、その場を離れた。


「おい、どうしたってんだよ…ライナー？」
エレンがライナーに近づくと、ライナーは難しい顔をして、目頭を押さえていた。
「ベルトルト…ライナー、どうしてこんな状態なの？」
アルミンがベルトルトに問うとベルトルトはおずおずと口を開いた。
「…ら、ライナーは疲れてるんだ…」
「………え？」
アルミンは意味が少し分からないとでも言った表情でベルトルトを見つめた。
「………は？どういう意味だよ、そりゃあ」