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その一言が言えたなら【リヴァエレ】

第3章 3

クリスタはユミルの方へ足早かけていく。
その姿を見ていたライナーは、一目散にしてユミルらのところへ駆け出した。
「…が、頑張れ、ライナー…」
ベルトルトは眉を寄せ、ライナーを情けない表情で見つめた。
エレン達は冷たい視線を送る。
「…クリスタ!」
ずんずんと、大股でクリスタの方へ歩くライナーの顔は沸騰しそうなくらい赤かったが、そこには強い意思を感じた。

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