
散りゆく花
第1章 花
「お前たちまた捕まえてきたのか?ふざけるのもいい加減にしろ。」
「わりぃ、わりぃ。1番はお前にやっからよ。なぁ、川島。」
「そうだぜ。寺田にありがたく思えよ、坊主。」
ん…
なんか声聞こえてくる…。
「あ?ふざけるなって言ってんだよ。」
…バキィッ
ボコッ
「いってーな。悪かったよ。」
「いたた。おら、これお前の部屋もってけ。」
トントントン
やばいっ!!
近づいてきた!
「おい、起きろ。」
恐る恐る目をあけた。
「俺の部屋行くからついて来い。」
私は仕方なくついて行った。
私これからどうなるのかな…
これって誘拐されちゃったんだよね…。
「…い。おい!」
『っはい。』
「さっさと入れ。」
『はい…。』
