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なななの短編♪

第11章 なぁなぁな2人




次の日。




朝から激しくセックス───…




ではなく、2人とも服を来て、外に出る準備をしていた。




体の関係から始まった2人の初めてのデート。




「ともちゃーん? まだ?」



「もうすぐ…!」





この関係にまだ、名前は付かない。



付ける必要もない、のかもしれない。



それでも、この2人は、ゆっくりと…2人のルールの中、2人のペースで関係を進めている。



「お待たせ!」



そう言って急いで靴を履き終えた智に、樹は手を伸ばす。




「ともちゃん」



「ん…?」



「手、つなご」




屈託の無い笑顔。



智も微笑みを返して、手を伸ばす。




「「いたっ!」」




繋ごうとした手に静電気が走った。



しかし、2人とも、不快な気持ちにはならなかった。






「なぁなぁな2人」おわり
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