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萌えシチュ(●′艸'●)♡

第17章 17 長編


「 …つっかれた、はぁ 」


ソファにドサッと倒れこんで
溜め息を漏らすのは…

同棲中の彼氏。


『 今日も1日おつかれさん』

彼が倒れこんだソファの横に
あたしは腰を掛けて、

彼の顔を上から覗く。

「 もう風呂入ったの? 」

火照ったのあたしの顔を見上げて
そう尋ねる彼に

こくんと頷いた。

あたしが頷いたことを確認した彼は、

前髪を掻き上げてそっと、目を閉じる。

一緒にお風呂入りたかったのかなぁ

なんて、恥ずかしいから
彼には言えないけど。

そんなことを思いながら

目を閉じている彼に毛布を掛けようと

立ち上がったとき

『 っわぁっっ…// 』

腕を捕まれグイっと引き寄せられ
ふわりと倒れたあたしの体は

寝そべっている彼の上。

『 …どした?』

引っ張ったくせに
何も反応しない彼の頬を
指でツンツンとつつく

それでもやっぱりなにも反応しないから

もぉ、なんて言いながら

立ち上がろうとすると

『 きゃあっ……ちょっ// 』

世界は逆転

今度は押し倒されて

あたしの上に、彼

そして驚いている間もなく、

にやっと笑う一瞬ののちに

あたしたちの間の空気を食べるような

深い深いキス

『 …っふ…っ… 』

塞がれた口から今度は首筋へ

這うように動く彼の唇に

あたしの体は熱を帯びる。

「 風呂上がりの匂い…やべぇ。」

そう一言だけ告げた彼は

手際よくパジャマのボタンを
ぷちぷちと外して

露になったあたしの胸に
勢いよく顔を埋める。

『 …っんっ…やぁっ… 』

止まらない彼の欲に

あたしはどんどん包まれて。

「 風呂、一緒に入んのもいいけどさ、

先入ってんのも、そそる。」

風呂上がりのあたしの体温は

あなたのせいで、上がったまま

- end -

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