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萌えシチュ(●′艸'●)♡

第18章 18 長編

人の家のお風呂場…
しかも男の人の。

なんだかこの状況に
段々緊張してきつつ、
頭と体を洗ってお風呂場を出た。

脱衣所に置いてある昌輝の服。

あ、昌輝の匂いだ。

すごく大きかったけど、
昌輝の匂いに包まれているようで
なんだか安心する。

大きいTシャツと
大きいジャージをはいて、
昌輝のいるリビングへと行った。

「めっちゃ服に着られてるね。笑」

笑いながら私の横を通って
お風呂場に行った昌輝。

「あ、そうだ。もう暗くなってくるし
今日は泊まりな?
親に連絡した方がいいよ。」

「そうさせてもらおうかなぁ。
色々とほんとにごめんね。」

実際この雨の中、
傘もないまま帰れないし、
雨は止みそうにないし、
ありがたい昌輝の言葉に
甘えさせてもらう事にした。

親には、友達の家に泊まると
言っておいて、
一人 暮らしにしては大きい
ソファーに座った。

昌輝の家に泊まる。

なんて言ったものの、
1つ屋根の下若い男女2人。

お風呂からあがった昌輝は、
とてつもなく色っぽかった。

「あ、ドライヤー。」

そう言って
脱衣所から手招きする
昌輝の元へ駆け寄る。

「はい。鏡の方向いてて。」

私の髪を乾かしてくれる昌輝。

大きな手が私の髪をさらさらと触る。
頭を撫でてもらっているような感覚が
くすぐったくて気持ちいい。

「出来たよー。次俺のやって。」

そう言って私の前に立った昌輝。

「…とどかない。」

「あ、ごめんごめん。」

2人笑いあってる時間がなんだか幸せで、
こうしてると…

「俺たち付き合ってるみたい。」

「それ、私も思った!」

私の手からドライヤーを取り上げて、
洗面台に置いた昌輝が私をみつめた。

「ねぇ、俺そろそろ君のこと
好きになっちゃだめ?」

眉をひそめて首を傾げた昌輝。

そんなこと聞かなくたって…。

「…いいよ。」

「俺、頑張っちゃうよ?
君のこと落とすために」

もう私だって、気づいてるよ。

自分の気持ちなんて。

ぎゅっと昌輝の腕に閉じ込められた。

「俺と同じ匂いさせてる君に、
どうしようもなくムラムラしてる…。」

「ばか…」

お互いに熱を持て余したまま、

そっと、触れたのはお互いの唇。
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