
隠れて甘いkissをして
第14章 あなたとひとつに…
地下の駐車場から最上階のBARに行くまでに、1回エレベーターを降りた。
途中から明らかに豪華なフロアになり、カードを翳して次のエレベーターに乗り換える。
隼人は車から下りた時からサングラスをかけていたけど、乗り換えたらすぐに外した。
『プライベートエリア』
『エグゼクティブラウンジ』
今まで見たことのないサインが並ぶ。
「こんなハイクラスなところだったなんて……」
ワンピースを着てきた自分にホッとしながら、私は思わず呟いた。
隼人の方がカジュアルな格好だけど
全くそう感じないから、本当に不思議。
