
隠れて甘いkissをして
第16章 不安にさせないで…
「きゃっ♡もちろんですよー!!」
香ちゃんは、ぱぁっと笑顔を輝かせた。
「咲原先輩モトがいいから、着飾ったらもっと綺麗になりますよ!
香に任せてください!
今度一緒に買い物行きましょっ」
「……うん、ありがとう」
香ちゃんがルンルンと鼻歌を歌いながら席を立つと
入れ替わりで立花が帰ってきた。
「咲原、今日の夜予定ある?」
「何もないよ」
立花はまたすぐ外出するらしく、書類をまとめてカバンに入れる。
「じゃあ飲み行こうぜ。
俺営業先からそのまま行くから、7時に駅前でいい?」
「うん、分かった」
私が返事をすると、立花はすぐに出て行った。
