テキストサイズ

隠れて甘いkissをして

第20章 本性



その顔を見て、やっと俺は冷静さを取り戻した。


今にも涙が零れてしまいそうな、怯えた目。



「…………っ」



………違う。


お前を泣かしたいんじゃないんだ。

なのに俺は………




その時、ガチャッとドアが開いた。



「…………!!」



誰かが入ってくる足音に、ドクンと心臓が鳴る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ