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隠れて甘いkissをして

第21章 揺れる想い


▽Side...由宇



「咲原先輩、大丈夫ですか?」



香ちゃんが心配そうな顔をして覗き込む。



「うん、もう落ち着いた。
……ありがとう」



カフェオレを飲みながら、私は続ける。



「今日は一緒に買い物に付き合ってくれる予定だったのに、ごめんね」

「また、来週行きましょう」



香ちゃんは優しい声でそう言うと、微笑んでくれた。

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