
隠れて甘いkissをして
第27章 止まらない恋心
超高級感が漂うマンションのエントランス。
ちょうど足を踏み入れたタイミングで携帯が鳴った。
『由宇? 着いた?』
「は、はい!今エントランスです」
『周り誰もいない?』
「いないです!」
『オッケ。
開けるから上がってきて』
ひとつめの扉が開くと、さらに開放されたロビーのような空間に出た。
……まるでホテルだ……
いくつかの扉を経て、ようやくエレベーターに乗った。
ドキドキしながら最上階に到着すると
3101号室の前で
隼人がドアを開けて待っていた。
