
隠れて甘いkissをして
第28章 バスルーム
隼人が普通に話すから、頷きながら聞いていたけど。
シ、シゲさん……
あの、ニコニコ笑う気さくなシゲさんが……
指折りの位置ってのがよくわからないけど、この辺の地主って……
さっきとは違った意味でまた頭がくらっとしてきた。
それに、今 “ 家族割 ” って……
「由宇、寝室行くよ」
「えっ?」
急に言われて、私は慌てて顔をあげた。
「明日も一日ここにいるって言っただろ?
それならゆっくり休める。
……夜はまだ長いからね」
隼人がニコッと笑う。
……もつかな、私の心臓と体///
隼人の背中を追って寝室に向かった。
