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隠れて甘いkissをして

第28章 バスルーム


私の髪を拭きながら、隼人はしれっと答える。


「ほぼ分譲だけど、まぁ高いんじゃない?
俺は家族割があるからね。
実際はどのくらいにしてんのか、知らない」

「家族割?」

「うん。
ここ、シゲさんのマンションだから」



………ん?



「シゲさん “ の ” …マンション!?」


「シゲさんこの辺の地主なんだよ。

あの人、ああ見えても資産家の中では指折りの位置にいるんだ。

普段は小さいBARのマスターしてる爺さんだけどね」

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