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隠れて甘いkissをして

第3章 忘れられないKiss

マスターが名前を呼んだのを聞いただけで、それ以外は何も分からない。


あの人と私を唯一繋いでいるのは、あのBARだけだ。


会社の最寄り駅から、そんなに遠くなかった。


場所も大体覚えてるし、行こうと思えば行ける。


………でも


私、行ってどうするの?


彼がBARにいるとは限らないし……


もしまた偶然出逢えたとしても、何から話せばいいのかな?


……そもそも、私のことをまだ覚えてくれているかしら………

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