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隠れて甘いkissをして

第29章 不穏な通告


日曜日。

目が覚めたのは午前10時を過ぎていた。



(…いつのまにか寝ちゃってたんだ…)



大きな窓のカーテンの隙間から、光が漏れている。

寝ぼけたまま体を起こそうとしたけれど

私は右側を見て固まった。



(………!ち、近っ……!!///)



すぐ隣で、隼人が私の方を向いてスヤスヤと寝ていた。

隼人の左腕で腕枕をされて、右手は私の手を握っている。

前にホテルで迎えた朝は、隼人は既に先に起きていたから。

寝顔を見るのは初めてだった。


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