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隠れて甘いkissをして

第3章 忘れられないKiss

「……その、最近のお前の様子がさ……」



ちょうど交差点の信号が赤になったので、立花も足を止める。



「この前、一緒に飲んだ時の事が……
少なからず影響してんじゃねーのかと思って」

「…………!」



ドキッと心臓が鳴って顔を上げると、立花はバツが悪そうに目を逸らした。



「……反省したんだ」

「え!?」

「麻里奈の事、咲原には関係ないって言ったけど。
……お前と飲んでる時にまで毎回電話してるんだから、そりゃイラつくわな」

「……立花……」

「気を遣わせた挙句冷たい発言して……本当にごめん」

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