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隠れて甘いkissをして

第33章 嵐の救世主

振り返ると、私のすぐ後ろに本当に隼人が立っていた。



「……………っ」



名前を呼びそうになって、慌てて言葉を呑み込む。



(……隼人……!?
な、なんでここに……)



この場所に来た時は、隼人の姿は見えなかった。

今、遅くなってごめんって言ったけど

そもそも、今日は隼人と逢う約束をしていない。

明日も朝から仕事って聞いてたし、今日迎えに来てくれるって連絡もなかった。



それなら、どうして……?



突然の登場に、状況が理解出来ずに混乱していると

隼人が私の隣りに並んだ。



「由宇の友達? それとも会社の人?」

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