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隠れて甘いkissをして

第35章 離れる心

「早かったね!
もしかして麻里奈の為に抜けて来てくれたの?
あのね、どうしても逢いたくて……」

「麻里奈」




俺は麻里奈の横に座った。




「なんでここにいる?
今日は金曜日だけど、会社の飲み会だから逢えないって何度も言ったよな?」

「……ごめんなさい。
でも、麻里奈アキくんに逢いたくて、その為だけに来たんだよ?
アキくんだって麻里奈が来て嬉し…」

「嘘つくなよ!」




思わず声を荒げる。

麻里奈はびっくりした顔をして、言葉を止めた。




「海老沢が……後輩がお前に会ったって聞いた。

その時何て言った?

ここに来る前に、誰と何をしてた?

事によっては……俺はお前を信じてやれなくなる」

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