テキストサイズ

隠れて甘いkissをして

第38章 別れる理由

「変だと思ったんだよ。

婚約したけど、彰にはまだ連絡しないでくれって。

今日みんなで集まる事を驚かせたいとかなんとかで。

まぁ、あの飲み会のメンバーではしばらく集まってなかったし、みんな信じてる。

今日全員来るぜ」



「………翔太」




俺の呆然とした顔を見て、翔太は頷いた。




「分かってるって。

だから今日こうやってわざわざバケーションの間に来てやったんだ。

麻里奈ちゃんが勝手に言い出したんだろ?

お前が今結婚なんかするとは思えねーし、隠す意味も分からん。

けどよ、なんだっていきなりそんなことになったんだよ?」




そんなの………俺が聞きたい。

距離を置きたいと言ったばかりだ。

……麻里奈の考えてることがわからない。



俺は翔太に、この前起きた状況を掻い摘んで話した。


七瀬隼人の事は除き、麻里奈が咲原のところへ来た事と、少し離れて考えたいと告げた事。


それから、麻里奈と連絡が取れてない事も。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ