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隠れて甘いkissをして

第40章 叶うなら…このまま①

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そして


私は緊張しながら飛行機に乗り、隼人が待つスペインに向かって飛び立った。

初めての、ビジネスクラス。

上昇する飛行機の窓からの景色を見ながら、これまでの事を思い出していた。



隼人と出会ってから、もうすぐ3ヶ月。

隼人との時間は毎回ドキドキで

彼の仕草、言葉のひとつひとつが、今でも鮮明に心の中に残っている。




思い出すだけで、泣きたくなるほど

隼人は私にとって、かけがえのない大切な人になっていた。




「……………っ」




長いフライトの中で、静かに目を閉じて

目的地に着くまで、私は隼人の夢を見ていた。

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