
隠れて甘いkissをして
第42章 最後の夜
教会を出て、ブランド街が立ち並ぶランブレス通りというメインストリートに着いた。
「買い物するよ、由宇」
「買い物?」
私が聞くと、隼人は続けた。
「由宇の帽子とサングラス。
あとは、夜の為に全身買い揃えようぜ」
「………??」
変装する為の帽子とサングラスは分かるけど、全身………?
隼人は私の手を掴んでスタスタと歩き出す。
そして、あるお店に入ると、すぐ近くにいた店員に英語が話せるか確認してから、私を店員の前に差し出した。
「彼女に似合う服、上から下まで選んでくれる?
エロくて、なるべく脱がせやすいやつで」
「………えっ?///」
突然の隼人の言葉に、ビックリして声が裏返ってしまった。
