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隠れて甘いkissをして

第43章 決断 いつの日か…

「……由宇?」


「………隼人。
かけがえのない時間をくれて、ありがとう」




言葉にすると、涙がこみ上げてくる。

でも、泣いちゃだめだ。




「こんな一般人で、何の取り柄もない私を
見つけてくれて、ありがとう。

私、この思い出があれば……
この先、どんな事があっても1人で頑張れるよ」




ありがとう、隼人。

感謝の想いは、本当なの。




精一杯、笑顔を作ったつもりだった。

だけど、私の目には涙が溢れて

今にもこぼれ落ちてしまいそうだった。

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