テキストサイズ

隠れて甘いkissをして

第5章 まちぶせ


「はーい!
先輩もなるべく早く帰ってくださいね」



香ちゃんは笑顔で出て行き、社内は私1人だけになった。

ふぅ…と深いため息をつく。



私は、この1週間を振り返り、いかに自分が浮かれていたかを思い出していた。



今まで、小さなミスはしても、自分の仕事は抜かりなくこなしてきたつもり。


それなのに……


久しぶりの自分の落ち度に、私は後悔と反省で酷く落ち込んだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ