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隠れて甘いkissをして

第5章 まちぶせ


「えへへ♡
香、咲原先輩の役に立てたってことですよねー」



香ちゃんが嬉しそうに笑って言ったから、私は胸が熱くなる。




……前から、今日が香ちゃんの彼氏の誕生日だってことは聞いていた。

ちょうど金曜日だから、ゆっくり2人でお祝いする為に、定時でダッシュして帰るって。

でも、もう夜の9時をまわっている。



なのに、文句ひとつ言わずに手伝ってくれた彼女に、私は心から感激していた。





「本当にありがとう。
もう大丈夫だから。
早く帰ってお祝いしてあげてね」

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