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隠れて甘いkissをして

第45章 忘れられない

「………立花」

「…………!」




咲原が俺を見上げて、小さい声で俺を呼んだ。

心臓がドクンと鳴り響く。




「……あのね。

私、立花のこと、ずっと好きだったの………」


「…………!!」




な…


なんて言った今……


あまりにも突然の告白に、言葉が出ないまま固まる。


咲原はそのまま静かに続けた。




「気付かないふりして、私も立花のような恋人がほしいって思ってたんだけど…

そうじゃなくて、私は “ 立花 ” が欲しかったんだ」


「…………っ」


「それに気付いたのは、7月の始め頃に飲んでた時。

私が彼女の事で、立花に酷い事言った時………覚えてる?」

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