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隠れて甘いkissをして

第46章 悩んで、迷って、それでも…

「………ごめん」




立花は静かに言った。


さっきまでの軽快な声ではなかった。




「…これで本当に終わりにするから。

あと少しだけ、このままでいさせて」


「……………っ」




……立花……


ごめんね……




背中から伝わる温もりと、抱きしめられた腕から



痛いほどの想いが感じられて



私はまた泣いてしまった。



立花に気付かれないように



声を押し殺して………




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