
隠れて甘いkissをして
第47章 再会
「由宇ちゃん、隼人の所に戻ってきてくれないか?」
「……………!」
シゲさんが優しく続ける。
「隼人の、少し昔の話をしよう。
それを聞けば……
隼人が由宇ちゃんの事をどれだけ想ってるか、少しは分かってもらえると思うんだ」
胸がドキリと鳴る。
「隼人の……過去……」
「うん、ちょっと長くなるから、中で座ってね」
BARに着いた。
シゲさんは鍵を開けて、店の灯りをつけにいく。
「ほら、行くわよ」
アンジーに促されて、私も緊張しながらBARの中に入っていった。
