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隠れて甘いkissをして

第48章 同じキモチ

▼Side... 立花




それは、本当に直感だったとしか言いようが無い。




会社のエントランスを出てまだ数メートルも歩かないうちに、咲原が立ち止まって後ろを振り返ったから


何を見てるのかと思って、視線の先を追う……その手前で




「……………!」




俺は、会社のすぐ目の前に停まっている1台の車に目がいった。


車道の端に、何台かが並んで路駐している中でも


1番目立つ、言わずとしれた黒のSUV。


……だけど


目に留まったのは、単にそれが高級車だったからではなかった。

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