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隠れて甘いkissをして

第48章 同じキモチ


「? 立花?」

「……悪い、先に帰ってて」

「え?どうしたの?」

「また月曜日な。お疲れ」




咲原を置いて、俺はその車に向かって歩き出す。


ほんの数十メートルくらい先。


運転席から、俺が近付く姿が見えてるだろう。


……でも


その車は、動かずにそのまま停車していた。




俺は車のすぐ横に立つ。


助手席のサイドウィンドウが開いて、中にいる人物が見えた。




「………………!」





ドクっと心臓が鳴る。




………ビンゴ。



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