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隠れて甘いkissをして

第49章 七瀬隼人

▽Side... 由宇



BARの中に入ると、アンジーと私はカウンターに並んで座った。


シゲさんは裏口の扉を少しだけ開けて戻ってくる。


初秋の夜風がフワッと入ってきて、泣いて火照った身体に心地いい。


シゲさんはグラスを3つ取り出して、ボトルのカヴァを注ぎながら口を開いた。




「由宇ちゃんには前に、ワシが隼人の親代わりだと話したね?」

「………! は、はい……」




いきなり本題に入るようで、私は緊張した。

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