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隠れて甘いkissをして

第5章 まちぶせ

「………あなたに
もう一度逢いたかったの……」




震える声で、自分の気持ちを絞り出す。




「俺もだよ」





彼は微笑んだ。




「だから、ここに来たんだ。
逢えてよかった、由宇ちゃん」





その一言で


私はもう涙腺が崩壊したように、涙が止まらなくなった。




私と彼の間を


心地良い風が通り過ぎていった。

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