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隠れて甘いkissをして

第49章 七瀬隼人

「…………っ」




隼人………!!




「何よそれ……!

そんな当たり前な事で……あいつ……!」




アンジーが目頭を押さえて、私とシゲさんから体を反対側に向けた。


その肩が震えている。




「……シゲさ……」





涙腺が崩壊した私の頭を、シゲさんは優しく撫でた。





「………当たり前な事でも。



由宇ちゃんが隼人に見せる素直な心とその笑顔が



隼人に幸せな気持ちを与えてくれていたんだ。



由宇ちゃんが思っている以上に



君は隼人にとってかけがえのない人になっていて



隼人は君を必要としているんだよ」



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