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隠れて甘いkissをして

第6章 秘密の場所へ



高速を南に向かって進む。


最適なBGMの中、心地良い窓からの風を感じる。


包まれるような助手席のソファに体を預け、私は彼の口から名前を聞いた。



七瀬 隼人 ななせ はやと


今年で31歳。


私の4つ年上だ。




「え!?
あのBARの近くに住んでるんですか?
隼人……さん」


「隼人でいいよ」




彼は前を見たまま答えた。



横顔がたまらなくキレイで

私は直視できない。

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