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息もできない

第13章 お休みしましょうか

んーなんか、生臭い?かも
でもさ、春陽から出たものでしょ

それなら


「美味しい」

「嘘つくな。吐き出しなさい」

「やだ」

「なんで。汚いだろ」

「春陽だって俺の飲んだ」


俺だってあの時嫌だったし、恥ずかしかったもん…!
でも、
ちょっと

ほんとにちょびっとだけ


嬉しかった

俺が春陽の中に溶け込んだみたいで


「この指、直のお尻の穴ほじほじしてたんだけど、汚くないの?トイレするとこだけど」


ぅあ……なんで、そんな直接的な言い方すんの

俺が真っ赤になって俯いていると
春陽が俺の前髪にちゅ、と口付けた

確かに、俺のトイレとかそんなこと考えると汚いけどさぁ…

「春陽が、ーーーーーーーー」
「うん?」
「春陽だって、舐めてた。………だから、平気。それに、春陽のもったいないし……」


春陽は驚いた顔をしていたけど、俺の話に続きがあることがわかったのか

「もったいない、し?」

と聞いてきた

「……もったいないし、春陽は1gだって他の人には譲らないんだから」


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