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息もできない

第13章 お休みしましょうか

まつ毛の長い春陽の顔をじっくり見て

目蓋
鼻の頭


そして口にキスを落とした


この前まで一度もしたことなかった癖に、自分からこんなにキスしたくなるなんて変かな
でもなんか、愛しくて


それから、チェーンの冷たさで驚かないように手の中で温めておいたネックレスを春陽の首に回して後ろで金具を止める


素肌の上に輝くシルバーがすごく綺麗で

俺は鎖骨にもキスをした


「直?目、開けてもいい?」
「…いいよ」

春陽が目を開ける直前にネックレスを隠すように強く抱きついた


「なーお?何つけたのか見たいんだけど」
「んー…?だめ」


なんか、ちょっと楽しかった

のと

少し喜んでくれるか心配で

俺はしっかり春陽を抱きしめた
そしたら春陽は小さい声で


「なに、これ……」


その言葉に俺は気に入らなかったのかとすごく不安になる

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