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息もできない

第13章 お休みしましょうか

それがすごく寂しくて悲しくて
春陽の誕生日の準備したい
って言いたくなるけど驚いた春陽も見たくて激しく悩む


春陽の機嫌がなおるもの
なんかあったかな………



ちょっと前に春陽に似合いそうって買ったネックレスあった!
確か、スーツのポケットに入れた……はず?


とにかく機嫌を直して欲しくて
俺はベッドから起き上がった

そしたら春陽が焦ったように急いでこっちを向いた


「?」
「直、どこ行くの?」
「え、スーツのポケットに……」
「携帯とか?」

携帯で納得したらしい春陽は枕にぽす、と頭を埋めた


「よかった……俺、呆れられてるのかと思った」
「なにに?」

俺が聞くと春陽は少しばつが悪そうに答えた


「…俺が、子供っぽいこと言ったからさ」


なにそれ

「可愛い。春陽」
「うるさいよ」

俺は早くネックレスをプレゼントしたくなって「ちょっと待ってて」と言って急いでネックレスを探した

案の定スーツのポケットに入っていたそれを手の中に握って隠して春陽のところに戻る


「見つかった?」
「うん」

俺は春陽のよこにまた寝転んでもぞもぞと春陽の腕の中に戻った


「んー…春陽」
「なに?」
「目、つぶって」
「?わかった」

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