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息もできない

第15章 謝って欲しいわけじゃ

どうにか春陽からその技(?)を盗もうとじっと見ていると春陽はその視線に気がついたのか見せつけるように跡を俺の身体に刻んでいく


吸ってる…?
のかな?


春陽が俺の首筋にキスしてきたから試しにやってみようとじゃれるように春陽の首筋に顔を寄せてキスをする
そしてそこをちゅ、と吸い上げると


「!!」


そこにはうっすらと赤い跡が付いていた


やったやった!


俺が嬉しそうにしているのに気づいて春陽が首を傾げている


「直?なんでそんな嬉しそうなの?」

「んー?ふふ、内緒ー」


そう言ってまた春陽の首筋にキスして跡を残していく
首筋に三カ所、鎖骨のあたりに五ヶ所跡をつけて


春陽綺麗だなー
キスマーク付いてても


にこにこしていると春陽はソファにあがってきて俺の横に座った


「直?おいで」


と自分の膝をぽんぽん叩く
俺は幸せで嬉しくて膝に乗って正面から抱きついた


「はは、膝枕かなって思ってたんだけどそうくるか」

と春陽には笑われてしまったけれど今は少しも離れたくない

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