テキストサイズ

息もできない

第20章 大崎さんの

「よし、出来た!」

一通り部屋の模様替えが完成した


んー…でも
なんか、ここに小さい棚が欲しいな
あとこっちにも収納作りたいなー


男の一人暮らしの割りに小物とかが多くて、狭い部屋に綺麗に飾るのは難しい


そういえば駅の近くに大きなホームセンターが出来たんだっけ行ってみようかな

家に篭ってるのも良くないよね?


俺は急いで着替えて支度をして家を出た


世間はお盆休みということもあってか、駅はすごく人が多い
夏休みの小中学生を連れた親子や、派手な服装をした大学生、高校生のカップルなど色んな人がそれぞれの夏休みを満喫していた


なんか、こういう空間っていいな
楽しくなってきたぞー!


俺は心の中でにこにこ(周りから見たらいつも通りの無表情で)歩いてホームセンターに向かった

新しくて、この辺りで一番大きなホームセンターは大盛況
俺の目当てだった小さな収納棚が置いてあるところにもたくさんの人がいた


すごい品数…!!


いろんな形、大きさの収納棚の中から自分の好みのものを見つけて籠に入れた
本当はこのために来たんだけど


もう少し見て行こうかな…


と欲が出てしまい、色んなところを見て
後から考えれば必要ないようなものまで買い込んでから、ようやく俺は帰路についた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ