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息もできない

第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)

なんかいちいちどっちかずつ気持ちいいって感じになるのがもどかしくて、痛いのはわかってるけど少しだけ歯を立てた


「痛っ…ちょ、お前…っ」
「なんかこのままだと一緒に気持ち良くとかなれなくね?」


俺が不満を口にすると朗は意地悪くにやりと笑った


「早く俺のナカにいれたい?」


またこいつはこんな言い方して…


俺はげんなりしながら


「んー…いいからこれ解けよ。ホテル行こうぜ?こんなところでやんなくても」


と返してどうにか手が抜けないかと動いているとふいに声がした


「ねえ君達、これから?そこのイケメン君俺にも抱かせてくんない?」

「は?」


声のした方を見ると見知らぬスーツの男
流石ハッテン場こういう奴が来るよな

つか、俺のことネコだと思ってねえか?

…朗は何て反応すんだろ


これでいいなんて言われたら落ち込ーー…


「いいよ、入れよ」
「へ?」
「ありがとう。よろしく」


まじかよ!?
こいつ誰でも良かったんじゃねぇの!?

ありえねえ

俺は…今日、お前に会いに来たのに


俺は何も言う気が起きなくなって呆然とする



縛られても我慢して、お前のモノだって舐めて

俺が大して気持ち良くなくて当たり前か?


意味なかったんだ

俺のこの気持ちの存在意味も、なにも

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