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息もできない

第22章 俺に矛先を向けるな(サイドストーリー2)

朗がそのまま俺の腹あたりに顔を擦り付けてくる


うわー…
なんだこいつ

可愛すぎ



俺は朗の頭を優しく撫でた

すると朗は俺の腰を思いっきり引いて、ベッドの横に立っていた俺をベッドに押し倒した


「ってぇ……」
「圭太」


朗は俺の腹の上に馬乗りになっている


デシャヴかよ
さっきもこんなことあったじゃねえか


朗は馬乗りのまま、また脱がしてくるかと思いきや予想外の行動に出た


「……っ」


朗は俺の胸に寄りかかった


「はー…俺、このまま寝てもいいかも」
「ん?」


朗はそのままぐったりと寝転がっている


「ヤんねえの?」


と聞いてみると


「んー…ヤりてえ。最近溜まってたし。でも、なんか安心してさ……」


そんなこと言われるから俺はもうなんか胸がいっぱいで力一杯抱き締めた

朗は「苦しいわ、ばか」と文句を言っていたけど満更ではないようで動かずにじっとしていた


暫くそのままで二人ともじっとしていて、幸せな時間を堪能してた


すると朗が深呼吸をして


「よし、ヤるか」


と突然言い放った
俺はこの幸せな時間をぶち壊すその一言に唖然としてしまう


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